Column


            2022.6.21.


            35年目のFINAL ANSWER


            エアロパーツの組付け(サイドステップ編)


          

            チューニングやカスタマイズ、ドレスアップとジャンルは様々ですが、
            1つ言えることは、お金を掛けて愛車を仕上げていく以上は、
            純正(ノーマル車)以上の仕上がり&完成度!!
            私は最低限、ここが大切だと思っております。

            見た目も、クルマとしての性能も純正以下であるのであれば、
            無駄にお金と時間を浪費していると思っております。

            純正以上の仕上がり&完成度は、経験値によっても視点が変わります。
            ここではエアロパーツメーカーとして、これまでの経験を元にご紹介して行きたいと思います。
            第2回目は、サイドステップの組付けをご紹介致します。

            1つご理解を頂きたいのは、完成度が高ければ高いほど緻密な加工が必要になります。
            これによって作業時間も掛かってしまうものです。

            プロの業者様に作業を依頼される場合は、
            作業時間で技術料(作業工賃)が連動するものです。
            時間を掛ければ掛けるほど、完成度は上がります。
            しかしプロに作業を依頼する場合は、技術料も上がるということをご理解下さい。

            皆さまがどこまでの完成度を求めているのか?
            それは皆さまの1人1人の価値観によって変わるものです。
            また車両1台1台に個体差というものがあります。
            年式的に。また、これまでの乗り方や過去の修復歴などによって、
            コンディションがイコールでは無いということ。
            加えて、愛車の仕様によっても、通常とは異なる加工が必要となる場合もあります。
            この様なことを理解した上で、理想のクルマ作りにチャレンジして頂きたいと思います。



            エアロパーツの組付け

            エアロパーツを組付ける場合は、仮組み&フィッティング調整を行うことが必要になります。
            一般的な市販車の場合は、工場出荷状態でも個体差があります。
            加えて、弊社が販売する製品の多くは、販売から10年以上経過した車両が多く、
            走行状態や使用状況、また修復歴、修復方法などによって個体差が生じております。

            1台1台の個体差に合わせて微調整を行う。
            これがフィッティング調整と呼ばれる作業になります。



            *サイドステップとボディとのクリアランス調整


              

            サイドステップは、ボディとなるドアまわりの開口部とリアフェンダー。
            それから、基本的には別パーツとなるフロントフェンダーに合わせて組み付けを行います。
            デザインによっては、ボディの3次元形状に合わせて微調整(フィッティング調整)を行いますので、
            簡単なようで、実は精度のある調整が必要になります。
            
            やはりボディとサイドステップの接地面がピタッっと合っていると一体感が出ると思います。
            車両によっては、フェンダーの爪折り加工なども行っている車両もありますので、
            その場合も、形状に合わせて調整を行うと良いと思います。



           その他にも、ドアとのクリアランス調整も重要になります。

            

            この場合は、サイドステップ裏側の接地面を削り、微調整を行います。
            
            ドアもフロントフェンダー同様、別パーツになります。
            過去に取外しを行なったり、振動などによりズレが生じる部品でもあります。
            ドアまわりのクリアランスや合い沿いが合っていない場合は、
            ドアの取り付け部分(一般的にはドアヒンジの組付けボルト)を調整したり、
            ドアを閉めた時のロック部分の微調整を行うことで、バランスが良くなることもあります。

      


      


      

 




TOP