Column


            2022.6.11.


            35年目のFINAL ANSWER


            愛車を長く乗り続けること・・・4


            “愛車を長く乗り続けたい”というユーザー様に対して、
            エアロパーツを製造&販売を行う私たちに何ができるのか?
            これは、これまでの販売とは異なる部分を考えることとなりました。

            ご存知の様に、新型コロナウイルスの世界的な大流行に加え、
            さらには、ウクライナ情勢も加わり、
            日本の場合ですと、円安という要素も加わり、
            原材料の値上がりが続いております。

            この様な状況の中で、製品価格を維持するのであれば、
            残念ながら原材料費を抑えざるおえないということになります。
            もちろん厳密に言えば、原材料費だけでは無く、
            輸送コストや梱包材、光熱費などの固定費も値上がりしております。

            原材料費を抑え、価格を維持するべきか?
            この様な状況をご理解頂き、価格の改定にご理解を頂くべきか?
            経営責任者にとっては、頭を悩ませる課題でもあります。


            今年、BOMEXブランドが誕生し、35年目を迎えることとなりました。
            世界中のBOMEXユーザー様に支えられ、35年。
            現在も世界中のユーザー様からご注文を頂いております。
            本当に有難いことです。

            BOMEXブランドが誕生し、35年。
            35年間もビジネスを行っていれば、様々な経験をするものです。

            良いこともあれば、当然悪いこともあります。
            良いことは、さらに良い方向へ。
            悪いことは、原因を分析し良い方向へ改善を行う。

            その結果・・・
            現在はファーストパーティ企業、
            セカンドパーティ企業のお手伝いをさせて頂けるようになりました。

            弊社の製品作りが、セカンドパーティ企業の製品として。
            弊社の開発能力やモノ作りが、ファーストパーティ企業のモノ作りとして。
            サードパーティの位置付けとなる弊社にとっては、
            非常に有難いことでもあります。
            ある部分で、弊社の製品作りや能力が評価されたと考えております。
            昔の弊社製品をご存知の方であれば、信じられないことかも知れません。

            この先、BOMEXはどの様な方向に舵を切って行くのか?
            正直、それは判りません。
            自動車業界にとっては、大きな転換期を迎えている状況ですし、
            自動車メーカーの関係者も、まだまだ霧の中では無いでしょうか?

            その様な状況の中に、足を踏み入れることは厳しいと思います。
            しっかりアンテナを張り巡らせ情報を精査することが大切だと思います。

            現在は、弊社製品を必要とされている方に、ご満足頂ける製品を提供する。
            自社開発、自社生産だからこそできる弊社の強みを提供する。
            現在、弊社が行うべきことは“コレ”だと思っております。

            今回は、結果的に“価格を改定する”判断を致しました。
            既にお気付きの方もおられると思いますが、
            今回の価格改定に合わせて、品番の最後尾に『FE』の2文字を追加致しました。

            この『FE』は、Final Editionを意味する2文字で、
            BOMEXブランド35年目の結論(成果)という意味を表しております。
            35年間、エアロパーツを製造&販売を続けて来た結論(成果)。
            35年間で学んだ成果を製品作りとして提供したいという気持ちを込めて。

            エアロパーツの場合は、デザインの好みも大きいと思います。
            しかし製造者としては、材料であったり、製法も重要だと考えております。
            見た目は同じでも、中身は違う。
            正直、中々理解できない部分も多いかと思いますが、
            これまでの製品作りやレース活動で学んだ要素を製品に活かすこと。
            それは、ユーザー様に製品を提供する企業というだけでは無く、
            JDM、made in JAPAN製品を世界に供給する日本のメーカーとして、
            私たちは、製品を供給し続けて行きたいと考えております。


            皆様の理想のクルマ作り。
            愛車の年式的には、そろそろ“Final Edition”となる時期だと思います。
            皆様の選択肢の1つとして、弊社製品を思い出して頂ければ幸いです。

 




TOP